スイスフランも金利の低い通貨として日本の円と比較されることがあります。
スイスフランは、いわゆる安全な国というイメージから、戦争などが勃発すると買われたりします。
そのスイスフランもキャリートレードに用いられることがあり、最近のキャリートレードの巻き戻しで影響が少なからずあるようです。
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スイスフランの大幅上昇、キャリートレードにより深刻な打撃も 3月15日16時53分配信 ロイター
拡大写真3月14日、市場関係者の間ではスイスフランが大幅上昇した場合、キャリートレードによる深刻な打撃が懸念されている。写真はスイス取引所で先月28日に撮影(2007年 ロイター/Siggi Bucher)
[ニューヨーク 14日 ロイター] 円相場の上昇がレバレッジを効かせている多くの投資家の利益を圧迫しているが、市場関係者の間では、スイスフランが大幅に上昇した場合、キャリートレードにより深刻な打撃を与えかねないと懸念されている。円とスイスフランは、日本とスイスの金利が比較的低水準であることから、いずれもキャリートレードに用いられている。キャリートレードは低金利の通貨で資金を調達し、高利回りの資産に投資して、金利差から収益を得る投資手法。
こうしたキャリートレードで調達したスイスフランは、主に不動産に投資されており、特に中・東欧諸国の不動産投資に利用されている。
こうした投資の規模が大きくなれば、スイスフランが上昇した場合、借り手は債務不履行を避けるため、さらに借り入れを増やさなければならない。その結果、スイスフラン建てのモーゲージ担保証券などでヘッジを掛けていない投資家は、大きな打撃を受ける可能性がある。
カンバーランド・アドバイザーズの最高投資責任者(CIO)、デビッド・コトク氏は「こうしたリスクは、現在、米住宅セクターのサブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手への住宅融資)でみられる返済不履行の問題に似ている」と指摘。「リスクが高まっている。スイスフラン建てモーゲージは、流動性の低い資産の投資に利用されており、急な調整は不可能だ」と警告している。
ハンガリーでは、金利が8%と高水準になっていることから、外貨建ての借り入れが急増している。調査会社ロンバード・ストリートのアナリストによると、同国の世帯が利用する外貨建てローンは2007年1月時点で、ローン全体の約70%を占め、このうち、ほとんどがスイスフラン建てだった。外貨建てローンの比率は06年1月時点の43%、05年1月の16%から大幅に上昇している。
米国の住宅セクターと経済全般に対する懸念を背景に、投資家の間でリスク回避の動きが高まっており、スイスフランは2月下旬以降これまでに対米ドルで約1.5%、対ユーロで1.1%上昇している。
スイス国立銀行(中央銀行)が15日、予想通り政策金利の目標水準を2.25%に引き上げた場合、スイスフランはさらに上昇する可能性がある。
また、テクニカル要因も上昇が続くことを示唆しており、シティFXテクニカルズのチーフアナリスト、トム・フィッツパトリック氏は、スイスフランは近く1米ドル=1.19スイスフランに上昇し、いずれ2004年に付けた高値1.1285スイスフラン付近に向かう動きになるとの見通しを示している。最終更新:3月15日16時53分
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